ポストカードというほんの小さな余白あつめ
2026年下半期、行きたい美術展リスト
「趣味」ってありますか?
私は趣味が高じてフォトグラファーになったもので…
大好きな写真撮影が仕事となった今では、趣味と呼べるものがありません。
写真は私の「趣味」を通り越し、「仕事」の枠を超え、「生きがい」になってしまいました。
フォトグラファーは天職と思う一方で、唯一の難点は、仕事とプライベートが地続きすぎるところ。オンとオフの切り替えがし辛いのです。
ずっと仕事しちゃってワーカホリックになりがち。体を壊すまで頑張りがち。
私は好きなことを仕事にしたいタイプですが、「好きなことを仕事にしたくない」と思う人も一定数いるのは、そういうことなのかなあと思ったりします。
好きで楽しいことをやってるだけですが、正直しんどいときもあります。
そんなときに趣味がないと、逃げ場がないんですよね。
さてそんな私は昨年あたりから、美術館に行くようになりました。
まずは徳島にある「大塚国際美術館」へ。(ここは世界中の名画を原寸大で再現していて、とにかくすごいです。物量と熱量がすごい。)
その後、ゴッホやモネなど西洋絵画を中心に、有名どころの展覧会は片っ端から観て行きました。
ここまでは、「夫が観たいなら行こうか、息子も面白がってるし」くらいのことだったのですが…
だんだんと、「私、日本の絵画が好きな気がする」と思うようになりました。
そして衝撃が走ったのは、「新版画展」で観た川瀬巴水(Kawase Hasui)と伊東深水(Ito Shinsui)。
め、めちゃくちゃいい…!!!! え…めちゃくちゃに、いい…!!!!
伊東深水はお気に入りの作品がポストカードになっておらず持ち帰れませんでしたが、川瀬巴水のこの作品は手に入れることができました。
ポストカードなら、150円くらいで買えるんですよね。
うっとりと美しいものを眺める時間が、たった150円で買えるなんて…
こうして私は日本美術にぐっと惹かれるようになり、美術展に行ったらポストカードを買う、というのが楽しみになりました。
ポストカードという小さな「余白」を手に入れたのかもしれません。
もう結構な枚数になっているので普段はファイリングしていますが、一部を壁に貼ってみました。
左上から下に向かって 髙島野十郎「太陽」
加山又造「春宵」
川瀬巴水「東京二十景 芝増上寺」
中央上から 小村雪岱 <泉鏡花「日本橋」>
伊藤若冲「群鶏図押絵貼屏風(左隻 部分)」
右上から 重要文化財 狩野山楽「龍虎図屏風」(右隻)
歌川広重「東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪」
葛飾北斎「諸国瀧廻り 下野黒髪山きりふりの滝」
これはもしかして、そろそろ、「趣味は美術館巡りです」なんて言ってもいいのかな…?
詳しい知識はないし、経験も浅いけど。
ただ好きで、心が休まる時間を過ごしているだけだけど。
美術館という余白に浸り、ポストカードという小さな余白を持ち帰る。
今まで私になかった「趣味」ができました。
私と同じように、美術を余白として取り入れてみようかなと思う方へ。
2026年下半期、我が家で行こうと計画している美術展を一部ご紹介しますね。
『特別展 ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界』
2026年7月11日~9月23日※前期後期で展示替えあり 神戸市立博物館
2026年10月10日~12月6日 静岡県立美術館
これはもう、漫画じゃないかな? 猫又とか骸骨とか、むしろかわいいし。絶対面白いと思います。
『浮世絵スーパークリエイター 歌川国芳展』
2026年7月18日~9月23日 京都市京セラ美術館
葛飾北斎をリスペクトし、歌川広重と同年代の浮世絵師。そして河鍋暁斎(↑)のお師匠さん。わくわくしかない。
『アンドリュー・ワイエス展』
2026年7月18日~9月23日 豊田市美術館
2026年10月3日~12月6日※前期後期で展示替えあり あべのハルカス美術館
日本美術ではないのだけど、なぜかそこはかとない「侘び寂び」を感じるワイエスさん。静かな世界に浸れそう…。
『大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画』
2026年7月25日〜10月18日 東京都美術館
2026年10月31日~2027年1月31日 大阪中之島美術館
公式サイトより抜粋↓
「イギリスから初里帰りの喜多川歌麿の貴重な肉筆画《文読む遊女》や円山応挙《虎の子渡し図屛風》、葛飾北斎《『万物絵本大全』版下絵》などを含む、江戸時代の屛風、掛軸、絵巻の絵画作品と、歌麿、写楽、北斎、広重など代表的な8人の浮世絵師による版画を中心に、優れた作品を厳選してご紹介いたします。」
…これは必見でしょう!!!
あと、ゴッホとか、チケットが運良く取れたらフェルメールも行けたらなと思っています。
私は神戸住みなので関西エリアの美術展をチェックしていますが、お住まいのエリアの情報は、こちらのART AGENDAというサイトがとっても便利です。地域を選んで検索してみてください。
最初はよく分からず観ていた私ですが、それでもたくさん観ていくうちに「自分が何に感動するのか」が分かってきました。
美術を通して、自分を観察するのも面白いです。
たまに美術展に行って、美しいものを全身で浴びる。
そしてお気に入りの作品をポストカードで持ち帰り、日常で小さな余白を楽しむ。
あなたも一緒に、いかがですか?





「うっとりと美しいものを眺める時間が、たった150円で買える」という一文がよかったです。ポストカードは、展覧会の余韻を日常へ連れ帰る、ずいぶん働き者の小さな紙ですね。
Natsukoさん、ちょっとズレた質問なんですけど...
途中のポストカードが貼ってある部屋。あれば自宅⁉️
もしそうなら、めちゃくちゃスタジオっぽい白の使い方だなぁって思って☺️✨
実は、うちの事業の関係で、フォトスタジオをもってるんですけど、同じような空間っぽい感じがして🙌
良い感じの白とドア具合だったから気になって気になって、今しか眠れません💤😪